企業紹介 モデリング
モデリング
支援員・施設職員の皆さまへ
― ケアリーバーの「就職」を、孤立させないための受け皿として ―
1.はじめに|この文章の前提について
この文章は、
ケアリーバー本人に向けた「励まし」ではありません。
また、就職先としての魅力を強調する「採用パンフレット」でもありません。
支援に関わる専門職の皆さまが、
「この企業は支援の延長線上に立てるか」
「安心してつなげられる先か」
を判断するための説明文です。
私たちは、
就職はゴールではなく、
生活・人間関係・自己理解が連続していく“一つの通過点”
だと考えています。
その前提を、まず共有させてください。
2.ケアリーバーの就労支援で、最も難しい点
支援現場の皆さまであれば、
次のような場面を一度は経験されていると思います。
-
就職は決まったが、数か月で限界が来る
-
職場での小さな出来事が引き金になり、心が折れる
-
「怒られた」ことより、「見捨てられた感覚」が残る
-
本人が何に困っているのか、言語化できない
これらは、
本人の努力不足や覚悟の問題ではありません。
「就労」と「安心」が切り離されている構造
そのものが、最大の壁です。
3.モデリングという会社の立ち位置
モデリングは、
埼玉県さいたま市を拠点とするITコンサルティング会社です。
ただし、
支援員・施設職員の方が想像される
「IT企業」「コンサル会社」とは、
かなり性質が異なります。
モデリングの仕事は、
-
人の話を聞く
-
混乱している状況を整理する
-
仕事や役割を“無理のない形”に組み直す
ことが中心です。
この「整理する」「翻訳する」という仕事の性質上、
人の不安・混乱・失敗を前提にしている組織文化があります。
4.なぜケアリーバーと親和性が高いのか
ケアリーバーの多くは、
-
空気を読む力
-
人の表情や変化に気づく力
-
トラブルを未然に察知する感覚
を強く持っています。
一方で、
-
自分の限界を言葉にするのが苦手
-
助けを求めることに罪悪感がある
-
「迷惑をかけてはいけない」が強い
という傾向も見られます。
モデリングの仕事は、
「困っている状態」を否定せず、言語化することが役割です。
そのため、
-
わからない
-
できない
-
しんどい
という感覚を、
“問題”ではなく“出発点”として扱う文化があります。
5.「放置しない」を仕組みとして持っている会社
支援現場でよく起きる断絶は、
企業側:「自分から言ってくれればよかった」
本人側:「言えなかった」
というすれ違いです。
モデリングでは、
-
判断に迷う前提
-
不安を抱えたまま黙る前提
-
言語化に時間がかかる前提
を、個人の性格ではなく“環境の問題”として扱います。
そのため、
-
こまめな確認
-
「今どう?」という声かけ
-
小さな違和感の共有
が、日常の業務プロセスに組み込まれています。
6.失敗・つまずきをどう扱うか
ケアリーバー支援において、
最も重要なのは「失敗後」です。
モデリングでは、
-
ミス=評価低下
-
失敗=信用喪失
という扱いはしません。
代わりに、
-
何が起きたのか
-
どこで感情が動いたのか
-
何が重なって限界に近づいたのか
を、一緒に整理する時間を取ります。
これは、
ケアリーバーが最も経験してこなかった
「失敗しても関係が続く体験」
を積み直す機会になります。
7.「自立」を急がせないという選択
モデリングでは、
「早く一人前になること」を目標にしていません。
なぜなら、
自立は“急がせるもの”ではなく、
“積み上がった結果として起きるもの”
だと考えているからです。
-
頼れる
-
相談できる
-
立て直せる
この経験が増えて初めて、
本人の中に「自分でやれる感覚」が生まれます。
8.支援員・施設職員との関係性について
モデリングは、
支援員・施設職員の役割を
「就職前までの人」だとは考えていません。
-
就職後も
-
つまずいたときも
-
選択に迷ったときも
本人を中心に、連携できる関係性を大切にしています。
必要に応じて、
-
状況共有
-
見立てのすり合わせ
-
支援方針の確認
ができることを、
「特別対応」ではなく「自然な関係」として捉えています。
9.就職=成功、ではないという共通認識
支援現場では、
-
続くこと
-
戻れること
-
やり直せること
そのすべてが、支援の成果です。
モデリングも同じ認識を持っています。
-
一度立ち止まる
-
合わないと気づく
-
別の選択を考える
これらを
「失敗」ではなく「自己理解が進んだ結果」
として扱います。
10.「つなぐ先」としての責任
私たちは、
ケアリーバーを受け入れることを
社会貢献として“消費”したいとは考えていません。
-
無理をさせない
-
美談にしない
-
成果として利用しない
あくまで、
一人の若者の生活と人生に関わる責任
として捉えています。
11.支援員・施設職員の皆さまへ
もし、
-
怒られない職場を探している
-
放置されない環境を探している
-
「続くこと」を優先したい
そう思われたとき、
モデリングは 一つの現実的な選択肢 になり得ます。
万能ではありません。
合わない人もいます。
しかし、
「人を壊さないこと」を最優先にしている会社
であることは、はっきりお伝えできます。
12.結び|支援が、就職で切れないために
ケアリーバーにとって、
就職は「スタート」であって「終わり」ではありません。
モデリングは、
-
支援の思想
-
現場の現実
-
本人のペース
この三つの間に立ち、
支援が切れない場所でありたいと考えています。
支援員・施設職員の皆さまと、
同じ地平で話ができる企業であること。
それが、私たちの立ち位置です。