【行政・支援機関・施設の皆さまへ】 若者を「一人にしない」就労・生活支援のご案内

エイチアール協同組合は、
埼玉県・千葉県を中心とした地域の中小企業が連携し、
18〜30歳の若者を対象に、
「仕事」と「住まい」を切り離さずに支援する仕組みを運営しています。

家庭環境や生育歴、生活上の困難などにより、
一般的な就職活動が難しい若者に対し、
**就職ありきではない“相談から始まる支援”**を行っています。


支援の背景と課題認識

近年、若者の就労支援においては、
「仕事を紹介すること」だけでは、
定着や自立につながらないケースが増えています。

特に、以下のような背景を持つ若者の場合、
就労と同時に別の課題が表面化することが少なくありません。

  • 住まいが不安定、または将来的な不安が大きい

  • 家族との関係が希薄、あるいは支援が難しい

  • 人間関係や環境変化への適応に時間がかかる

  • 過去の離職経験により自己肯定感が低下している

こうした状況で、
「就職=ゴール」としてしまうと、
短期離職や孤立につながる可能性があります。

エイチアール協同組合では、
就労・生活・相談を一体で支える必要がある
という認識のもと、支援体制を構築しています。


エイチアール協同組合の位置づけ

エイチアール協同組合は、
行政や福祉機関の代替となる存在ではありません。

あくまで、
**「地域企業と若者をつなぐ中間支援の立場」**として、
以下の役割を担っています。

  • 企業と若者の間に立ち、負担や期待を調整する

  • 生活面・心理面の不安を相談できる“会社の外の窓口”になる

  • 就労が合わなかった場合の再相談・再調整を可能にする

支援機関・行政・家庭と対立することなく、
それぞれの役割を尊重しながら連携することを前提としています。


支援内容の概要

1.就労前の相談・整理支援

  • 本人の状況・不安・希望のヒアリング

  • 就職時期や働き方の整理

  • 「今は就職しない」という判断も尊重

※評価・選別を目的とした面談は行いません。


2.就労支援(企業紹介)

  • 組合加盟企業(建築・介護・飲食・運輸等)への紹介

  • 未経験から始められる業務が中心

  • いきなりの雇用ではなく、状況に応じた段階的な関わり

※企業側にも本支援の趣旨を共有しています。


3.住まい・生活面の支援(必要に応じて)

  • シェアハウス等の住まいの選択肢提示

  • 生活リズム・環境安定を優先した支援

  • 強制的な利用は行いません


4.定着・再相談支援

  • 就労後の不安・つまずきの相談

  • 職場では話しづらい内容の受け皿

  • 就労継続が難しい場合の再整理・再選択

「離職=支援終了」とならない体制を重視しています。


行政・施設の皆さまとの連携について

エイチアール協同組合では、
以下のような連携を想定しています。

  • 行政・施設からの「相談先の一つ」としての紹介

  • 本人の同意を前提とした情報共有

  • 支援経過に応じた柔軟な連携・引き継ぎ

既存の制度や支援を否定・代替するものではなく、
「民間だからこそ担える部分」を補完する立場です。


紹介時にお伝えいただきたいポイント(簡易版)

行政・施設の方が若者や保護者に紹介する際は、
以下のようにお伝えいただければ十分です。

・すぐに就職を決める場所ではない
・会社を選ぶ前に相談できる
・仕事だけでなく生活のことも話せる
・合わなかった場合も、相談を続けられる

不安を煽らず、
「一人で抱えなくていい選択肢がある」
という位置づけでのご紹介をお願いしています。


対象となる若者の例

  • 就職への意欲はあるが、不安が強い

  • 住まいや生活基盤が不安定

  • 過去に就労が続かなかった経験がある

  • 家庭・施設卒業後の行き先に悩んでいる

  • 一般的な就活ルートに適応しづらい

※医療・専門的福祉支援が優先されるケースについては、
無理に受け入れることはありません。


お問い合わせ・ご紹介について

支援内容の確認、
事前の情報共有、
紹介方法のご相談などは、
下記フォームよりお気軽にご連絡ください。

👉 お問い合わせ・連携相談窓口
https://hr-cooperative.com/contact/


最後に

若者の自立支援は、
一つの機関、一つの制度だけで完結するものではありません。

エイチアール協同組合は、
行政・施設・家庭・企業の間にある“隙間”を埋める存在として、
地域の中で役割を果たしていきたいと考えています。

必要なときに、
「こういう相談先もありますよ」と紹介できる選択肢として、
ご活用いただければ幸いです。